私がマイクロヘリを設定する時の設定手順です。
プロポはフタバのT10J、機種はXK K110を例に進めます。
工具
まずは、使用する工具です。
左下の丸い物体が、スワッシュレベラーです。
メインシャフトの径に合ったものを用意します。
今回は、Xtreamのφ2.5mmを使用しました。
右上から、六角ドライバー、プラスドライバー、ピンセット、ピンセットを改造したリンケージ外しです。
XKのヘリは、ローターブレードが六角ネジで止まっているので、1.5mmの六角ドライバーを使用します。
六角レンチでも良いですが、ドライバー型の方が扱いやすいです。
プラスドライバーは小ネジに合った、精密ドライバーを使います。
リンケージ外しは、ツル首になっているピンセットの片方を曲げて作っており、リンケージロッドを外す際に曲げてある部分をボールに当てて、リンケージを外します。
事前準備
プロポの設定でスロットルホールド時のピッチを設定します。
通常は、スロットルの0から100でピッチは-100から+100にしておきます。
ヘリの方は、ローターヘッドを取り外しておきます。
リンケージ調整
プロポでスロットルホールドにしてから、ピッチが0になるようにスロットルスティックを中央にします。
そして、サーボホーンをメインシャフトに対して直角になるように取り付けます。
直角にならない場合には、プロポのサブトリムで、調整します。
スワッシュプレートにスワッシュレベラーを当てて、スワッシュプレートとの当たりを見ます。
隙間がある場合には、その個所のリンケージを伸ばして、3つのリンケージ部分が全てレベラーに合うようにします。
ローターヘッドとメインローターを取り付けて、ローターグリップとローターブレードが直角になるようにします。
ピッチ0の時に、2枚のブレードが重なるように、リンケージロッドの長さを調整します。
この時、3本のリンケージロッドは同じ量回すように気を付けます。
ピッチ角度調整
ピッチのエンドポイントを設定します。
ピッチは±12度で設定しますが、今回はブレードの長さと移動量で角度を設定することにします。
ブレード固定穴からブレード端までを測ってみると106mmありました。
計算すると、22mmブレード端が動けば良い訳です。
ピッチを-100にすると、スワッシュプレートが下がるにつれて、ブレード端は反対に上がっていきます。
高さが69+22の91mmになるようにピッチのエンドポイントを設定します。
反対に、ピッチ+100ですと、ブレード端の高さは69-22で47mmになるので、この高さになるようにエンドポイントを設定します。
これで、ピッチカーブを設定する時に、-12度から+12度まで設定できるようになりました。
ピッチカーブとスロットルカーブの設定
ノーマルモードでは、スロットルスティックが中央で、ピッチ角度が5度から6度でホバリングが出来るようにスロットルカーブを設定します。
スタントモード1では、スロットルカーブは90固定にしたうえで、ピッチカーブを設定していきます。
ノーマルモードでホバリング中にスタントモード1に切り替えた際に、なるべく急に高度が変わらないような数値を設定して、さらにプロポでスロットルディレイを15%ほど設定しておきます。
スタントモード2は3D用にスロットルカーブは100固定で、ピッチカーブは-100から+100で設定しておきます。
まぁ、私が3Dやる事はまず無いのですが(^^;