Tomix きのくにシーサイド 室内灯取り付け & DCC化改造

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Tomixから発売されている『JR 12・24系客車(きのくにシーサイド)』の各車両に室内灯を取り付けて、先頭車ともなるオハフ13にライト制御用のDCCデコーダーを取り付けました。

きのくにシーサイドは12・24系客車で構成されている観光列車で、JR西日本が天王寺駅 – 白浜駅間で運行していました。
この列車を牽引していたのが、前回DCC化したDE10の1152号機となります。
DE10が連結されるのが白浜方向で、順にスハフ12、オハ25、オハ12、オハフ13と連結されています。

まずは、展望車となるオハ25以外に取り付ける室内灯を作成します。
今回使用したのが、庄龍鉄道さんのグランライト2というテープLEDを使用した室内灯となります。
チップコンデンサが基板に装着されているので、ちらつきが少ないというのが特徴となります。
ちょうど、きのくにシーサイドに搭載された例が庄龍鉄道さんのブログに記載されているので、参考にさせて頂きました。

で、このグランライトですが、LEDがとても明るくて、DCの場合低電圧から明るく光るのは良いのですが、DCCで使用するにはほぼ12Vがかかるので明るすぎるのが問題となります(^^;
庄龍鉄道さんのブログには、チップ抵抗を使用して減光する例が出ているので、こちらも参考にしました。
ただし、作例で使用されていた330Ωの抵抗では、まだ明るすぎたので結局1kΩの抵抗を取り付ける事となりました。

グランライト2付属のプラ板にテープLEDを貼り、車体の床下部分に取り付けて終わりです。
各車両に通電して光らせると以下のようになりました。

スハフ12

オハ12

オハフ13

展望車となるオハ25も庄龍鉄道さんのブログの作例を参考に作成しました。
手持ちの電球色LEDは2012サイズの物を使用し、抵抗は5.6kΩを使用しています。
整流用のブリッジダイオードは以前エルパラで購入した、超小型タイプの物を使用しています。

車体の集電板との接続は、コイルバネでは無く、グランライト2付属のリン青銅版を使って作成しています。

ちなみに、このオハ25ですが、窓の桟となる部分に塗り残し?がありとても気になります。
車体をバラしたついでに、この部分をタミヤアクリルのクロームシルバーで塗装しました。

組み立てて、通電すると以下のように光ります。

続いて、ライトの改造です。
スハフ12にはテールライトが、オハフ13にはヘッドライトとテールライトが装備されています。
スハフ12は常時DE10と連結するので、テールライトを光らせる必要がありません。
車両にライトのON/OFFスイッチがあるのですが、単純にLEDを目隠ししているだけです。
このままでも特に問題無いのですが、必要ないところに電気が流れるがなんとなく嫌なので(^^;、集電板にカプトンテープを貼って、ライトユニットと絶縁しました。

オハフ13のライトユニットにはヘッドライトとテールライトが有り、進行方法によって点灯するライトが変わります。
ただ、DCCの12Vは交流のため、常時両方のLEDが点灯してしまう事になります。
そのため、ファンクション専用のDCCデコーダーを取り付けて、ライトを制御することとしました。
使用したのは永末システム事務所さんのDF11r6 (2FX 両極性FX専用デコーダ)です。

まずは、ライトユニットをバラして、集電板へ接する端子を切断し、デコーダーへ接続する電線をハンダ付けします。

集電には、車体の集電板にリン青銅版の集電板を挟み込みました。

ライトユニットと座席パーツの隙間を広げて電線の通るスペースを作りますが、この隙間から光漏れしますので、チップLEDの後ろ側をパーマセルテープで遮光しています。

デコーダーは室内灯の上に貼り付けました。
このままでも問題ありませんが、念のため屋根裏のデコーダーが当たる部分に穴を開けています。

これで、DE10に続いて、オハフ13もヘッドライトとテールライトをDCCで制御できるようになりました。
なお、今回は室内灯はDCCで制御せずに常時点灯となります(^^;

DE10にきのくにシーサイドのヘッドマークを取り付けて、早速走らせてみました。

走行シーンは以下の動画をご覧下さい。