ラジコンに使われるモーターにはたくさんの種類があります。一般的な区別としては、130、180、260、280、380、540というクラス分けがあります。これはマブチから出ているモーターの大きさによる区分になります。マブチから普通に出ている、130クラスから280クラスのモーターは一般模型用のものなので、適正電圧が1.5Vから3Vとなっています。ラジコンでは6Vから7.2Vが普通に使われていますので、そのままでは使えません。その為、他の会社からローターの巻き線を変えたり、整流子を変えたりしてより高い電圧で使えるモーターが出ています(大抵マブチのOEMだったりします)。
また、モーターの種別として高回転型とハイトルク型とに分ける場合があります。トルクは低いが回転数を稼げるタイプと、逆に回転数は少ないがトルクが高いタイプの違いですね。ローターへの巻き線数が増すほど、トルクが高くなります。
ラジコン船舶では、プロペラの回転数はそんなに高くなくていいので、ギアダウンしてトルクを稼ぐか、ハイトルクタイプのモーターを使う事になります。ギアダウンする方法では、モーターの選択肢が広くなる代わりに、動作音がうるさくなります。また、適正ギアの選定やギアボックスの作成など手間がかかります。一方、ハイトルクタイプのモーターではモーターの選択肢は限られますが、静粛性は素晴らしいものがあります。
先日の日曜に、石神井公園池にシーウルフを走航させに行ったのですが、そこで走らせていた英コルベット艦がとても静かに、しかしかなりの高速なもので驚きました。陸に上げている時に中を見せていただいたのですが、540クラス55ターンのハイトルクモーターを1基、プロペラ直結で使っていました。全長70cmほど(うろ覚え)の艦でしたがさすがに凄いパワーと静粛性でした。
色々とお話をお伺いしていたら、こんなのもあるよ、と見せていただいたのがなんと70ターンの超ハイトルクモーターです。ローターは手巻きで作られたとの事ですが、このくらいになるとさすがにトルクが大きすぎて、シャフトを手で回す事が出来ません(^^;トルクはかなりあるそうですが、バッテリーの電圧が下がってくると、いきなり回転が止まってしまうので、ラジコン船には怖くて使えないと仰っていました。
そんな訳で、トゥアハー・デ・ダナン[TDD-1]には、当初は380クラスモーターを2基の予定でしたが、540クラスハイトルク(55ターン)のモーター2基で行く事にしました。
最近、段々と豊富になってきたブラシレスモーターについては、時期尚早と言う事で見送りです。バック付きのアンプもかなり限られますし。
コメント
きのう雲山で、回転しなかったー。
またダナンにお話♪
また雲山と直結したかもー。
またきのう千秋が、お話された。