コスミック機関車の作成

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コスミックさんから出ている、小型電気機関車2種を作ってみました。

小型旧型電気機関車

最初は、小型旧型電気機関車組立キットから。
デッキ付きの箱型機関車ですね。
ペーパーとアクリルのハイブリッド構成です。

まずは、アクリル素材の車体パーツで、箱に組みます。
裾部分の内側にペーパーパーツの動力抑えを貼り付けて完成です。

屋根部分はアクリルのパーツを組んで骨組みにして、ペーパーの屋根を貼り付けます。

車体に屋根を被せるとこんな感じになります。
動力は、Katoのチビ客車動力を使用します。

箱組した際に出来る隙間は、ポリパテで埋めています。

小型凸型電気機関車

続いて、小型凸型電気機関車組立キットです。

組み立て要領は、旧型電気機関車と同じで、アクリルの車体を箱組して、ペーパーの屋根を載せる構成になります。ボンネット部分は側板がアクリルでペーパーを上から前部にかけて貼り付けてあります。これで微妙な曲面を表現しているんですね。

動力にKatoのチビ凸動力を使用します。

隙間をポリパテで埋めて整形します。

ライト点灯化

ライトは点灯化したいので、KatoのD51のライトパーツを使いました。

凸型電気機関車の方は、ライトパーツの筒部分だけ切り取って、おでこ部分に貼り付けました。
真ん中には穴を開けてあり、内側からウォームホワイトのチップLEDを貼り付けてあります。

旧型電気機関車の方は、ライトパーツの足部分を切り落として、中にウォームホワイトのチップLEDを取り付けて屋根に載せることとしました。

 

レンズ部分はライトパーツのものをそのまま流用しています。
旧型電気機関車に使う方は、LEDの厚み分薄く削っています。
写真上が旧型用、下が凸型用です。

電気は動力の集電板から取ることにしました。
集電板にポリエステル線をハンダ付けして、パーツの隙間から外へ引き出しています。

動力パーツと車体の間の通電用のパーツを作ります。
穴開き基板にLED用の抵抗と、スナバ回路を構成する抵抗とコンデンサを取り付けて通電版となるリン青銅板(0.1mm)を細く切って取り付けています。
使用しているのは、スナバ回路に1μFのコンデンサと100Ωの抵抗、LED用に2.2kΩの抵抗となります。

通電版を通して車体側に電気を流します。

車体側はこんな風になっています。
右の旧型電気機関車の方は、ライトが屋根に付いているため、集電板への線のハンダ付けは最後に行います。その際の熱で車体が溶けないよう、集電板と車体の間には厚紙を貼り付けておきました。

試走と、ライトの点灯は問題無しです。

塗装

まずはサーフェイサーで全体と塗装しました。
屋根部分はグレーのサーフェイサー、車体にはオキサイドレッドのサーフェイサーを使っています。
この時、車体内側の集電板やLEDにはマスキングをしてあります。

塗装は、クレオスの水性ホビーカラーを使用しました。
車体はモンザレッド、屋根はニュートラルグレーです。

Hゴム部分をグレーで塗装し、さらに内側を黒で塗りました。
これでかなり引き締まった感じになります。
旧型機関車のテールライトは、シルバーで塗った上からクリアーレッドを塗りました。
軽く墨入れして塗装は完了です。

屋根は軽くウェザリングをかけています。
パンタグラフもニュートラルグレーで塗装した後、碍子に白を挿して、全体をウェザリングしました。

 

完成

アルモデルのインレタを使って、社紋と番号を入れました。
仕上げとして、屋根はつや消し、車体は半つやのクリアーを塗装しました。
また、動力側は軽くウェザリングしてあります。

小型の機関車が小編成の貨車を牽いてのんびりと走るのが好きなので、もってこいの車両となりました。
塗装に使用したモンザレッドも気に入りましたので、今後架空私鉄の標準色として採用したいと思います。