Tomix EH800 DCC化

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今回は、TomixのEH800 [9158]のDCC化を紹介します。

EH800といえば、青函トンネルを通り本州・北海道間の貨物輸送に活躍している機関車ですね。
当路線でもDF200-100とならんで貨物列車の牽引に大活躍している機関車です。

特徴的なのが2つの車体が連結したかのような外観と、8軸集電、8軸駆動から来る圧倒的な走行安定性と牽引力です。
ただでさえTomixの機関車は牽引力の強さに定評がありますが、このEH800は多少の勾配はものともせずに長大編成を引っ張ってくれます。

1エンド側加工

1エンド側の車体には、モーターが収まっていますが、最初にこのモーターにケーブルをハンダ付けします。

ダイキャストの上面をフライスで1mmほど削り、1.5mm程の穴を開けてモーターからの配線を引き出しています。

ライト基板は純正のLEDは取り外して、草心LED側面発光LED(電球色)をハンダ付けしています。
また、ダイオードは取り外したうえでデコーダーへの配線となるUEW線をハンダ付けしています。

デコーダーへの給電となる集電板は、モーターホルダに付いていた集電板を流用しています(^^;
ケーブルをハンダ付けしたうえで、ダイキャスト抑えのパーツの裏側にゴム系接着剤で貼り付けてダイキャストと密着するようにしました。

モーター、ライト基板、集電板から延びるケーブルの様子です。

今回1エンド側に使用したデコーダーは、永末システムのDE29x2r2です。
デコーダーへの配線はこのように収まりました。

屋根裏に干渉する部分を切り取っています。

EH800の屋根は2重構造になっているのですが、最下層の部分だけ切り取れば大丈夫でした。

台車を取り付けて走行テストの様子です。
動作はまったく問題ありません。

1エンドと2エンドの車両はそれぞれの台車が通電機能を持ったドローバーとつながっているため、レールからの電力を効率よく集電できるようになっています。

2エンド側加工

2エンド側には、永末システムのDF19x2r2を載せて、ヘッドライトの制御に使っています。

ライト基板の加工と、ダイキャストからの集電は1エンド側と同じ処理を行っています。
また、こちら側のダイキャストは削らずに、そのままデコーダーを載せています。

ダイキャストを削っていないため、デコーダーの屋根への干渉範囲が厚くなっています。
そのため、屋根パーツ2つとも穴を開けています。
 

完成

試運転も問題無く済み、レイアウト上を元気に走っています(^_^)

今回使用したデコーダーと、CV値は以下の通りです。

■デコーダー
1エンド:永末システム DE29x2r2
2エンド:永末システム DF19x2r2
車両アドレス:1800(199/8)

●共通
CV17:199
CV18:8
(車両アドレス:1800 | 要CV29でロングアドレス有効化)

〇ヘッドライト減光
CV33 [0011 0100 / 52] (減光値 3/15 | F4減光)
CV112 [0111 0110 / 118] (減光値 7/15)

●1END車両
CV29 [0010 0110 / 38] (ロングアドレス有効化)

●2END車両
CV29 [0010 0111 / 39] (ロングアドレス有効化 | 進行方向逆)