今回は、Tomixのキハ24をDCC化しました。
DCC化
デコーダーには、ESUのLokSound 5 microを使用し、オープンサウンドデータのデータを使用しています。
デコーダーを載せるにあたって、TRAINOさんのExpBoad EC-Slimを使用しますが、遮光ケースの端があたってしまうため遮光ケースの端を2mmほど切り詰めています。
台車からの集電部分とライト用のLEDは1枚の基板に収まっています。
ライト部分はデコーダーからの制御とするために写真の3か所のパターンをカットしています。
ライトON/OFFのスイッチは活かしたかったので、以下のように配線を引き出しています。
台車集電部分のランドからスイッチを迂回する太目の配線は、電源のバイパスになります。
この配線が無いと、片台車からの集電しか出来なくなるので、注意が必要です。
デコーダーへの給電用の配線は、純正の室内灯ではスプリングがあたるランドにハンダ付けしています。
モーターに電線をハンダ付けしています。
グレーの電線を使用しているので、分からなくならないように、電線の端にマジックで目印を付けるなどしておきます。
座席パーツに、基板、モーター、床下パーツなど取り付けて、電線を引き出し、固定します。
電線の固定は少量のゴム系接着剤で行っています。
反対側は純正室内灯のプリズムがはまる凹部分にEC-Slimがはまってしまうのでプラ板でかさ上げしています。
スピーカーは当初、キハ183系の時と同じ、PUI AudioのAS01508MS-SC15-WP-Rを使用しました。
写真のように横置きに置いています。
ボディを被せてみると、横置きにしたスピーカーは、車外から結構目立ちます。
スピーカーをPUI AudioのAS01508MS-SC11-WP-Rに変更し、縦置きにすることにしました。
さらに、EC-Slimと各電線の配線を行います。
スピーカー部分が暗くならないように、補助灯となるチップLEDを2つ増設しました。
デコーダーは意外と外から目立たないのと、うまくデコーダーで陰になる部分のLEDの光が散乱してそれほど暗くならないので、デッキ部分の増設灯のみ取り付けています。
車体とボディを組み合わせて、動作確認します。
ちなみに、EC-Slimに取り付けたチップLEDはキハ183系の時と同じで、エルパラのLP-1608NWAC-Wという約5000Kのものを使用しています。
サウンドの書き込み
今回使用したLokSound 5 microはアメリカのEUROLOKSHOPからLokSound ProgrammerというLokSound 5 microにサウンドデーターを書き込む機器と一緒に購入しました。
キハ183系の時は、最初からオープンサウンドデータのサウンドデータが書き込まれていたのでそのまま使えたのですが、今回は自分で書き込む必要があります。
パソコンにLokSound Programmer用にドライバとLokProgrammerというソフトをインストールした後に、PCとLokSound ProgrammerをUSBでつなぎ、さらに線路とワニ口クリップでつなげて線路に車両を載せれば準備完了です。
ちなみに、今回使用したオープンサウンドは第20弾の”一般型気動車 DMH17H 横型エンジン“になります。
LokProgrammerの使い方はとても簡単で、書き込みたいサウンドデータを読み込んだ後、[Programmer]-[Write sound data]をクリックするだけです。
そのまま[Next>]をクリックすると、書き込みが始まります。
書き込みには30分ほどかかると言われますが、実際には10分程で終わりました。
LokProgrammerからの操作で走行やサウンドをテストすることが出来ます。
CVの書き込みも出来るので、そのままアドレスの変更も行いました。
実走
サウンドデータを書き込み、無事に完成したキハ24をレイアウトで走らせてみました。
同じ北海道の車両という事で、時代は少し違いますが、前回DCCサウンド化したキハ183系と一緒に走らせて楽しみたいですね(^_^)