作ったもの

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昼は会社だったので、帰ってからこんなものを作っていました。
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UボートのWTCに使う、防水軸受けです。WTCから2軸を出すので、2個作りました。

構造は、シーウルフの時と同じですが、今回は固定用の円板を装着しています。接合にはタンクの時同様強力ハンダを使用して、バーナーでハンダを溶かして流し込んでいます。

円板とパイプをハンダ付け後、反対側のベアリングとG4シールを圧入して完成です。見て分かるように、グリス注入用のパイプの前部にボルトが埋めてありますが、ここはグリス排出用の穴となっていて、M2のネジを切っています。軸受け内にグリスを入れた時は空気抜きの穴ともなりますし、グリスを補充する時は古く緩くなったグリスはここから押し出されてきます。

グリス注入用の穴などを開ける必要があるので、ハンダ面と遠いほうのベアリングとG4シールを圧入してからハンダ付けしましたが、G4シールのゴムが溶けないよう、ベアリングが焼き付かないよう、冷やしながらバーナーで熱し、ハンダを満遍なく流し込んでいます。強力ハンダはペースト状なので、あらかじめ接合部に塗っているのですが、場所によっては固形のハンダの方が盛りやすい所があるので、そういう所には板金用のハンダを混ぜて使っています。

これが結構冷や冷やものでしたが、なんとか成功。新たな工法が成功したことで、経験値がいくらか貯まった事でしょう(笑)

ガス式の半田ごてを極細のトーチとして使っていますが、局所的に高温にしたい時にはとても有効ですね。タンクと軸受けを作るだけでも元は取った感じです。あ、工具箱のPPを溶断するのに、ホットナイフとしても使用したので、かなり得しているかも。